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国民2人に1つの小屋の謎/パンなのにお皿になる主食

フィンランドのサウナと、エチオピアの主食インジェラを掘り下げた回です。国民2人に1つともいわれるサウナの数や大統領のサウナ外交、そして3日かけて発酵させ片面だけ焼くインジェラの不思議な調理法まで、遠い国の暮らしをのぞき見るような夜です。

世界の風習:国民2人に1つの小屋の謎

フィンランドには推定300万ものサウナがあるとされ、国民2人に1つの計算になるという話から始まります。なぜ誰も正確に数えないのか、なぜ家庭に欠かせないのか、そして大統領や閣議まで巻き込んだサウナ文化の奥深さを、ひまりとあおいがたどっていきます。平等であるはずの場所に生まれた線引きの話も印象的です。

この回で話した雑学

  • フィンランドのサウナは推定約300万あり、人口約550万人に対して国民2人に1つの割合とされているが、サウナは登録制ではないため正確な数は誰も把握していない。
  • フィンランドの家庭用水道が普及する前、長く暗い冬に体を温めて洗える場所がサウナくらいしかなかったため、各家庭にサウナが根付いたとされている。
  • 「ロウリュ」は蒸気の時間を指す言葉ではなく、熱い石に水をかけた瞬間に立ちのぼる蒸気と熱そのものを指す言葉で、水がかかった瞬間から始まるとされている。
  • 2020年12月に「フィンランドのサウナ文化」がユネスコの無形文化遺産に登録され、フィンランドの文化としては初めての登録だった。

ごはん回:パンなのにお皿になる主食

エチオピアの主食インジェラは、わざと3日ほど発酵させて酸っぱくしてから焼く、直径50センチもの大きな一枚。それ自体がお皿にもなるという不思議な食べ物です。なぜ片面しか焼かないのか、なぜ国が輸出を一度止めたのか、家庭の発酵文化から国の判断まで、ひまりとあおいが話していきます。

この回で話した雑学

  • インジェラはテフという穀物の粉を水で溶き、3日ほど発酵させてから焼く発酵パンで、焼き上がった一枚がお皿とスプーンの役割を兼ねる。
  • インジェラは片面だけを焼き、表面にできる「目(アイン)」と呼ばれる無数の穴がワットの汁を吸うことで、お皿として機能するようになっている。
  • テフを育てられる土地は限られ収量も少ないため値段が高く、家庭では大麦やソルガム、トウモロコシを混ぜて作ることもある。
  • エチオピア政府は海外人気で国内のテフの価格が上がるのを懸念し、2006年からテフの原料輸出を止め、収量が約4割増えた2015年に一部を解禁した。

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ポッドキャストのアプリや YouTube で聴けます(新しい回から50回分)。